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AVDAVD Community Newsletter

2026年5月8日 AVD Community Newsletter まとめ

2026年5月8日の AVD Community Newsletter について、読んでいきます。 元記事はこちら

今回の主なトピックは Azure Virtual Desktop Hybrid でした。

  1. Azure Virtual Desktop Hybrid

1. Azure Virtual Desktop Hybrid

Azure Virtual Desktop Hybrid(AVD Hybrid)について詳しく解説するブログ記事が公開されました。

AVD Hybrid とは

Microsoft が現在パブリックプレビューとして提供を開始した新しい AVD のデプロイオプションです。従来の AVD は Azure 上のクラウド VM でセッションホストを動かす必要がありましたが、AVD Hybrid では自社のオンプレミス環境にある VM でもセッションホストとして利用できるようになります。

以前から Azure Local(旧 Azure Stack HCI)を使えばオンプレミスで AVD を動かすことは可能でしたが、その場合は特定のハードウェア要件が求められていました。AVD Hybrid ではそのハードウェア要件がなくなり、Azure Arc でオンボードされたほぼあらゆるホスト上で動作するとのことです。

アーキテクチャの概要

コントロールプレーン(管理レイヤー)は Microsoft が管理する Azure 側に置かれ、実際のセッションホスト(VM)はオンプレミスに残るという構成になります。認証やセッションブローカーには Microsoft のパブリックゲートウェイが利用されるため、VPN なしでリモートアクセスが可能です。

VM に Azure Arc エージェントと CloudDeviceExtension をインストールすることで、セッションホストとして AVD に登録される仕組みとのことです。

AVD Hybrid アーキテクチャ図 出典: Azure Virtual Desktop Hybrid Explained - Dieter Kempeneers

データ主権の観点でのメリット

データをオンプレミスに置きながら Azure のコントロールプレーンを活用できるため、データ主権(Data Sovereignty)の観点から規制の厳しい業界や組織にとっても有力な選択肢になりそうです。

ソリューション比較

該当のブログ著者がまとめた比較表を整理すると、以下のようになります。

AVD(Azure)Windows 365AVD Hybrid従来型 VDI(オンプレ)
ホストの場所Azure 上Azure 上オンプレミス(Arc 有効化済み)オンプレミス
コントロールプレーンMicrosoft 管理Microsoft 管理Microsoft 管理 + パートナー連携顧客管理
接続ゲートウェイMicrosoft 管理Microsoft 管理Microsoft 管理顧客管理
Microsoft Entra ID との統合ネイティブネイティブネイティブなし〜限定的
スケーラビリティ非常に高い(自動)高いハードウェア依存ハードウェア依存
データの保存場所Azure 上Azure 上オンプレミスオンプレミス
運用の複雑さ非常に高い

向いているケースと制限事項

以下のような状況で特に有効な選択肢になりそうとのことです。

  • クラウドへの完全移行は難しいが、管理レイヤーだけでも近代化したい
  • レイテンシの関係でクラウド上では動かせないアプリケーションがある
  • 高額な従来型 VDI プラットフォームからの脱却を検討している

一方で注意点もあります。現時点ではWindows 11 マルチセッションはサポートされていません。Windows 11 マルチセッションは引き続き Azure 上の AVD 専用です。オンプレミスでマルチセッション環境が必要な場合は、Windows Server と RDS CAL の組み合わせになるとのこと。

また、デプロイは現在 PowerShell のみで対応されており、ポータルからの操作はまだサポートされていないようです。ライセンスについても GA 時に詳細が公表される予定とのことです。

詳細は以下の記事で解説されていますので興味があれば見てみてください。
Azure Virtual Desktop Hybrid Explained - Dieter Kempeneers


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